Lulu's Sky

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スペイン語試験SIELEを受けてきた!【まさかのハプニング続出?!再受験?!】

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まずSIELE(シエレ)とは何ぞや?

SIELE= Servicio Internacional de Evaluación de la Lengua Española 

(直訳:スペイン語国際評価サービス)

簡単に言うと、スペイン語の読む・聴く・書く・話すの4技能の能力を測れる試験

 

イメージし易いように英語界で例えるなら               

TOEIC(読む、聴くのみ)         

TOEFL(読む、聴く、書く、話す※パソコン受験) ≒SIELE

IELTS(読む、聴く、書く、話す※紙受験)  ≒DELE

なので、SIELEはスペイン語TOEFLだと思ってもらえれば分かりやすい!

 

スペイン語検定は日本主催だけど、DELEとSIELEは世界基準で認められている試験なのでスペイン語圏の留学や就業を希望されている方が

「私のスペイン語力これ位あります!

だからこの大学に入れて下さい!or

ここで働かせて下さい!(千と千尋風)」

と自分のスペイン語の能力を相手に示せるものとなっている。

 

従来の定番スペイン語試験DELEとの大きな違いは、

  • 紙ではなくパソコンで受ける!
  • 結果が出るのが早い!(DELE=約3ヶ月、SIELE=3週間以内)
  • 受験回数が多い!(DELE=年3回、SIELE=毎週)

といったところだ。

 

受験時間は

読む(60分)聴く(55分)書く(50分)話す(15分)の計180分=3時間。

聴く問題と書く問題の間に15分の休憩が挟まれる。

 

現在このSIELEは東京市ヶ谷にある「セルバンテス文化センター」のみで受験が可能だ。

 

興味がある人、将来的にSIELEを受験しようと思っている人は

【SIELEの詳しい説明、 SIELEとDELEの細かい比較が分かるサイト】

https://tokio.cervantes.es/jp/siele_spanish_certificate/info_siele_spanish.htm

【SIELEのデモ問題が一通り解けるサイト】

https://examendemo.siele.org/

をチェックするのがおススメだ。

 

簡単に概略を話すと、こういったスペイン語の試験なのだが、この試験SIELEを12月末に受験してきた。

以下は受験体験記となる。

 

スペイン語を勉強し始めて8ヶ月。大学4年生時は殆どの時間をスペイン語の勉強に時間を費やしてきた。

だから試験当日は、程よい緊張感と今までやってきた分出しきるぞという気合に満ち溢れていた。

実際試験を受けてみても、デモの通りであるし、今までの問題をやってきた分スルスル解く事が出来ていた。

 

(凄くいい感じに解けてる!最高!)という気持ちで試験は始まった。

しかし、そこからだった、大問題が発生するのは。

 

~数々のハプニング まとめ~

【ハプニング1】

リスニング Tarea3終了後、Tarea4に行こうとしたら

「No conexion del internet」という画面が出てきてインターネットの接続が切れて問題が解けなくなる。

 

(なに?!)

最初は焦るが他の受験生もなっていたようだ。

→試験官を呼ぶとシャットダウンさせられ、違うパソコンで再度ID・パスワードを入力しログインし直し再開。

 

【ハプニング2】

ライティングパート、書き始めようとキーボードを打ったら大文字しか出てこない

→試験官を再び呼び直してもらう

 

【ハプニング3】

休憩後スピーキングパート開始。 問題に入る前のマイクチェック画面にて

「Micrófono no aceptado por computadora」(=マイクがパソコンに認証されていない)と出る。

→再度試験官を呼ぶ。シャットダウン、ログインを繰り返してもマイクが使えない。

最終的に違うパソコンに移り直し、再度ログインして受験再開。(5~7分位はパソコンが使用出来なかった)

 

もうここまで色んなハプニングが起こると、ああ、また出たか位の心の余裕が生まれてくる。

 

【ハプニング4】

スピーキングTarea2終わり、Tarea3に進もうとしたら

「El examen ha terminado」(=試験は終了しました)と画面上に出る。

 

(あれ?また問題か~。よし試験官を呼ぶか~)と思いながら、4度目のハプニングは焦りも一切無く、

「また問題が発生したのですが、これはどうしたらいいですか?」と試験官に落ち着いて聞いていた。

 

しかし。次の瞬間恐るべき言葉が聞こえた。

「試験は終了です。15時で。もう解くことが出来ません」

大問5問中3問も残した状況で私のスピーキング試験は終了した。

 

(???!)心の中で叫んでいた。ムンクもビックリだ。

(これは私のせい?いやいやいや、違う違う。明らかにシステム上でのミスが連発して時間がとられたために最後までとけなかったんだ、運営側の責任だ)と頭の中で整理する。そして

「これは試験上のシステムで沢山の問題があったからですよね、どうにかして下さい!」

という事をスペイン語で試験官に必死に伝えていた。

 

その必死な訴えに返ってきたのは残念そうな顔と回答。

「我々にはどうにもできない。日本の受験会場は場所を貸しているだけだから。

このシステム上の問題が起こった事は試験官としてスペインの本部には報告する。

しかし本部は現在クリスマス休暇中。12月20日から1月7日までの3週間は休み。

1月8日から再開よ。きっと本部から直接メールが行くでしょう。

私達には全部受け直しか、一部受け直しかは分からない。でも本部が対応するのを待って。」

という何とも辛辣な回答であった。

試験官の連絡先を聞くも「個人的な連絡はとれない。」おまけに

「クリスマス休暇が明けて、仕事始まっても正直本部からいつ連絡が来るかも分からないわ」 

という何とも恐ろしい言葉が降ってきた。

 

さ、さすがスペイン!

 

もう、「受けられないよ」「私たちにはどうしようもない」

って言われたときには、はい??!って焦りと悲しい気持ちになった。

悔し涙出そうになる手前まで動揺していたし、どうにか頼む!という思いだった。

 

それぐらいショックだった。

だってここまで一生懸命勉強してやっと試験だ!って臨んだのに。

これ終わったらひと段落!年末は勉強から解放だ!って思っていたのに。

 

そんな落ち込みだったが、

不思議なもんで、少し時間が経てば気持ちが切り替わるのが超絶ポジティブ人間である自分。

 

これはきっと神様からのお告げなんじゃないかと思うようになる。

「お前ここで終わったらほっと一息ついてたやろ!

でもお前さん、メキシコで働くんやろ!そしたらテストに満足せずもっと勉強するんやで!

せやないと、メキシコ行った時に言葉分からんくて大変やからな、泣いてまうで!

だから今勉強しといて、後で楽しなはれ!

もっとレベルアップ、おぬしならできるで!」

 

そう神様が言っているに違いない。(なぜか関西弁の心の中の神様)

 

あと神様はこうもアドバイスしてくれた。

これが外国ってもんやで!

メキシコ行ったらこんなの、もっと大変なこと、はちゃめちゃなことがざらやで!」と

 

確かにそうだ。日本にいると全てが完璧で不都合な事なんて殆ど出会わない。

電車も時間通りピッタリに来る国だ。

 

けど日本の外出たら、そんな日本の当たり前は通じない。 

海外ではハプニング=通常だ。

これは1年間アメリカに住んでいた時に、痛感した。

ATMにお金は吸い込まれるし、カスタマーセンターに連絡してもまともに取り扱ってくれないし、レッカー呼んだら30分で来ると言っていたのに3時間後に来るし。

そんなことばっかりだ。

正直大変だ。でもそれが面白いんだ。

 

メキシコでは色んなハプニングが待ちに待っているだろう!

失敗もハプニングも笑い飛ばせるそんな人になれるよう、メキシコで修行してくる!

 

といった経緯で、2019年12月20日から今日に至るまでSIELE本部(スペイン)からのシステム不備への対応を気長に現在も待ち続けている状況なのであった・・・

 

【・・・つづく To be Continued】